夢と言っても将来のことではなく昨夜の夢である。
もう何年も将来、ある事業で成功した友人と一緒にいた私は、うっかり居眠りをしてしまう。
目覚めると、なぜか現在、いや過去に戻っている。
そのとき、その友人が尋ねてきて、彼の将来を知っている私に、まさに将来成功する事業を起こすことを相談しに来る。
私は思わず言ってしまう。
「なんでそのことを知ってるの!」
彼は不気味な笑顔を浮かべた。
そこで目覚めた。おかしな夢だった。
中国のお話で、夢で見ていたことの方が現実で、現実だと思っていた方が夢だった、というものがあったが、ふとそれを思いながら、出張最終日を迎えた。