2、3日前読んだ本に書いてあった。
自分がその道で専門性が高いと感じたとき、もうそれ以上進歩がない。専門にぞくされて、その道の素人が考えるようなヒントが浮かばなくなるから。
そういえば、某教授が講義で言っていた。
整形外科という分野が始まった頃、一学生が「変形脊椎の一部を骨以外の他のもので代用できないか」という発言をしたところ、教授や助教授はそれを一蹴した。骨の代用は骨と堅く信じられていたようだ。
ご存じの通り、学生の発言は、のちに人工関節という形で花開く。
思いこみは怖いのだ。