左右失認
H13.09.18

 

 本や新聞を見た何時間か後に、ある事柄が気になってもう一度その部分を見ようとしたとき、
「ああ、大体右下にあったな」
と最初に思って、しきりにそのあたりを探していたりすると、結局左上にあって必要以上の時間がかかったなんてことはないだろうか。
 人間の脳は、左右上下が逆に処理されて脳に信号が送られるので、その際脳でなんらかの混乱があったときは、こうしたことが起こると考えられる。
 中には、常に左右を逆に記憶する人、もしくは思う人がいる。脳の頭頂葉の一部が損傷されると、この左右失認という状態になる。
 左右失認の本当の説明はこんな簡単なものではないが、左右の覚え間違いが多い人は一度疑う必要がある。
 




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