良くなるためのリハビリ

 ひさびさに本題である。
 私は、施設でのリハビリをやっていて情けなくなることがよくある。それは、公的機関が、施設での良くなるためのリハビリに対して非協力的だからである。役場は「良くなるためのリハビリは、施設ではしないでください」と間接的だが平気で言う。たとえば、「その装具は、病院で作ってください」とか、「前と同じなら書類を受け付けます」等々。仕方なく、受診したようにすることもある。結局は私と同じ理学療法士が検査するとしても。
 これは、介護保険になっても基本的には変わらない。良くなると、利用額限度が低くなったりするので、「寝たままでいてください」と法律は利用者をしばりつける。


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