メモリと容量
パソコンを扱っていると、段々と処理能力が落ちてきたり、容量が少なくなってくるのは正常である。
それを故障と勘違いして、ハードディスクを初期化してしまう場合が往々にしてある。そういう私も数え切れないほど初期化して大事な資料を無くし、かえって機械の調子を本当に悪くしてきた。
それはともかく、パソコンの処理中に処理できなくなったり、画面がフリーズしたらパソコンは何かを訴えている。一度にいくつものアプリケーション(プログラム)を開きすぎとか、アプリケーションとパソコンの相性とか。
パソコンをよく知っている人は今更と思うだろうが、知っているようで知らないのが、メモリと容量の意味。
私はこれをいつも、部屋と傘で説明している。
部屋に閉じた傘が何本か置かれているとしよう。置かれているのは、床の上でも天井近くでもいい。これが、なにもしていない状態。
床の上でひとつ傘を開く。部屋に対して一つの傘は充分に開く。何かのアプリケーションを一つ開いていると考えてもらえればいい。
部屋の大きさは決まっているから、床の上で開けられる傘の数は決まってくる。これがメモリである。メモリ6.4MBなら、開いたプログラムの合計がそれ以内なら開けられるということ。
ちなみにMBはKBの約1000倍の単位。GBはMBの1000倍の単位。
たくさんの傘が開いている状態で、もうひとつ傘を開けようとした場合、それが途中までしか開けられない床の広さなら、パソコンは悲鳴を上げて画面が止まったりする。そういうときはCTRLとATLとDELETEを同時に押して、反応なしが表示されたら、終了をクリックしてその傘は閉じておき、他の傘を閉じた後、もう一度開くとうまくいく。
容量は普通、〜GBという単位で示され、これは部屋の容積のこと。閉じた傘が何本入るかということ。積み上げたって、どうしたっていい。開く開かないは別問題。
むろん太い傘もあれば細い傘もある。
正確に言うと微妙にちがうが、このような理解で良いと思う。
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