ペーパーレス

 ワープロやパソコンが登場してから、世の中は文字の書かれた文書がなくなると思われていた。個人や会社での経理内容や文章は、フロッピーなどの磁気保存物に残されるはずだと予測されていたのだ。
 しかし結果は逆になり、打ったものがすべてプリントアウトされ、かえって紙の量は増えたのである。
 これには様々な原因がある。磁気などに対する不審がそのひとつだ。せっかく打ったものが消えてしまってはたまらない、という気持ちである。
 また、人に見せる時、紙のほうが見せやすいし、何より画面上の公式文書がほとんど認められていないというのがもっとも大きな原因である。
 インターネットがもっと発達して、ひとり一台の時代になれば、これらの問題がクリアされ、ペーパーレスが初めて現実のものになるかもしれない。

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