問題発言

 問題発言という言葉から連想されるのは、今旬の森総理だろう。
 マスコミは彼の問題発言そのものをことさらにとりあげる。しかし、これは選挙前の野党の小渕イメージ壊しに外ならないだろう。それを分かった上でマスコミ報道を聞けば、手の上で踊らされている自分に気づく。選挙後の問題発言は、よほどのことが無い限り取り上げられることはないだろう。これこそ、マスコミの記者クラブ制度の理論である。別に彼の味方でもなんでもないが…。
 そしてマスコミは必ず、森総理は総理の資質がない、と加える。問題発言は決して良くないが、これだけ国民に「エイズ患者の人権」「教育がいかにあるべきか」「政教分離」「若者の投票行動」などについて、論議させてくれる森総理は、なにもしない総理より資質があると思うのだけど…。


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