任せ、教えることの大切さ

 仕事をかかえこむだけかかえこむのは、責任あるように思えて、ある面では無責任である。いつもその人がいるのならいいが、ほかの用事があったり、病気にもなる。
 極端な例では、職場での自分の必要性を思い知らせるためだったり面倒だったりして、自分の仕事内容やノウハウを知られないように手伝うことさえ拒否する人がいるが、何を考えているのかと思ってしまう。
 組織はひとりでは回らないし、その人が一人いなくなって組織が機能不全に陥るようでは、その人は組織に必要どころか、組織に対して責任を持たない寄生虫である。
 自分がいなくなったときのことを考えなくてはならない。任せたり、教えたりすることは、仕事そのものと違ったところで大きなウェイトを占めると思う。
 任せることは不安だし、教えることはいやがられることだってある。誰だって喧嘩は嫌いだが、本当に必要なら無理にでも任せることが組織に対しての責任である。



 この文章の著作権は、リハビリ相談ページに属します。無断転載、引用を禁じます。

更新履歴      ホームページ