きみの声                

       霊安室にはいったとき

   きみのそばには妹がいた

   あのとき断末魔の苦悶の声に怯えて

   ぼくは病室に入れなかった

   ちょっとした病気や苦悩で

   苦痛を感じる度に

   きみの苦悶の声が

   ぼくの心を打擲する(ちょうちゃくする)
           
            H11.06.14修正   じこっちゃった日 



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