蛍光灯
蛍光灯はすぐには点灯しない。それには訳がある。
蛍光灯の光エネルギーの秘密は原子にある。
原子は普通、核の周りをいくつかの距離をもった電子が回っている。実際の電子は教科書での絵のように円を描くのではなく、核からの距離が一定の位置で不確定に回っていると考えられている。
1と2の距離をもった電子があるとき、1の位置にある電子が2の距離へ遠ざかる位置まで落ちるとき、持っていたエネルギーを放出して光エネルギーになる。これが蛍光灯である。だから、すぐに蛍光灯がつかないからといって、いらいらしてはいけない。ある程度の原子がガラス管の中に放出され、それらの電子が距離を変える時間が必要なのだから。
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