今でこそ小中高校で福祉等に接する機会が多く設定されているが、私の頃は特定の人以外皆無だった。まだ町でみかける車椅子を一種異質な光景で一瞥していた。
私は高校の頃、弓道部のほかにJRCというクラブに入っていた。
いまだに、どういうクラブなのか分からないが、一番遊べるクラブということで入ったのを覚えている。友人は、Japanese Red
Club の略なんだよ、と言っていた。
まだまだ健康だった私は、なんかめんどくさいなぁ、と思いながら、点字を覚えたり打ったり、園芸・清掃をしたり、活動盲学校へのボランティアに参加したりするうちに、自分が何か変な活動をしているのではないか、と思うと同時に面倒なことははやく終わらそうといつも焦っていた。
そんな私が縁あって、今では仮にも理学療法士として療護施設に勤務している。
でもよく考えると、専修学校でも大学でもなく、JRCで養われた感覚がいろんなところで役立っている(*^_^*)
だから、当ホームに来る小中高校生には、嫌々の子ほど色々吸収してもらいたい。