ジャンクパソコン
作戦指令:50円パソコンを蘇生せよ!
H17.06.11

 オークションで50円で落札したthink pad 2640-40J。
 落札したときは、電源や画面さえ使えない完全なる部品取りだと考えていた。
 ところが、念のためACアダプタを差して、電源ボタンを押すと電源ランプが灯り、ピッという反応はある。「これはもしかして、・・・」だが、OSインストール完了までの道は遠いことをこのときは知る由もない。

 

 外見的には、ハードパンチャーに打たれて、廃人寸前の状態。
 気の短い方なら、即粗大ごみ行きであろう。前所有者がハードディスクを取り出すためにネジを全部取らずにパームレストをこじあけたために割れたと思われるヒビが随所に認められる。
 早速、転がっていたWindows98入りの2.1Gのハードディスクを差し込んでみる。1990年代発売のパソコンは他のパソコンのWindows98入りのハードディスクを移植しても稼動することが多い。しかし、立ち上がるどころか画面もつかない。
 せめて、BIOSがつかないかと「F2」を押し続ける。やはり反応なし。そこで、メモリのチェックをしてみることにして、メモリスロットを覗いてみる。
 なんと、内臓電池が抜き取ってあるではないか。仕方なく、350円のボタン電池を半田付けすると、BIOS画面が立ち上がるようになる。
 普通はこの時点で楽勝なのであるが、このパソコンにはCDDはおろか、FDDさえない。あとは、ハードディスクケースでFDISK,FORMAT C:,SYS C:作戦である。しかし、OSインストール中の再起動後のブラック画面から進まない。
 やはり、このパソコンでフォーマットしないといけないらしい。
 しかたなく、デスクトップで物理フォーマット後に領域を切ってCとDをつくった後、C,Dそれぞれを仮のフォーマット、システム転送をし(起動専用フォーマット)、さらにDへは、FDISKとFORMATファイルとWIN98を送る。
 そして、パソコンに戻し、CでMS-DOSを立ち上げ起動する。
 そして、DからFDISK /MBRを施行し、FORMAT C:/Sを行い、このパソコン用にマスターブートレコードやアローケーションテーブルを書き換える。
 最初の時と違い、今度は、D領域からWIN98\SETUPが正常に終了し、CにOSが導入される。
 その後、LANにつなぎ、C領域にFDISK,FORMATを送り、正式にD領域をフォーマット、システム転送して、再セットアップに備えて必要なファイルをすべて転送して終了。ネットワークで不安定なのに気づき、同じ方法でその後、Windows2000に入れなおした。
 パームレストの割れと左クリックボタン欠如は、ただいまオークションにて500円で落札予定。パソコンより高いやないけ。
 勝ちました(^^♪ 誰にや?

     今回の経費

@Think Pad 2640-40J        950円(内送料900円)
Aパームレストとクリック部位    890円(内送料390円)
B内臓電池               350円(内送料0円)
C2.1Gハードディスク、メモリ64M  0円
                  総額 2190円(内送料1290円)
 バッテリーが死んでいるので、将来交換が必要かもしれません。
 まあ、今回は良い買い物でした。  



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