インターネットから無料音楽が消える?
H13.01.18

 音楽著作権協会は、インターネットが普及してきたことに対応し、ページ上の音楽に課金しようとしています。平成13年4月からは、誰も見なくても無料で音楽をページに載せること自体が違法になってしまうのです。
 つまり、どうしてもページに載せたい人は書類によって届け出をして、お金を支払って載せさせてもらわなければなりません。
 なんだ。じゃあ、CDなどから転載するのではなくて、自分で編曲編集してしまえばいいじゃないか?と思うかもしれませんが、これもアウト。また、編曲した場合「隣接権」というものが発生し、自分で編集したものでなければよけいにコストがかかってしまいます。
 著作権の主旨ももちろん分かりますが、問題も多いと思います。そもそもインターネットは手軽で情報が速いというのが特徴ですし、書類審査をみんなが受けるとはどうしても思えません。
 また、著作権を主張するなら、音楽配信の制度を整備する必要があります。今は「音楽はどっからでも持って来い。でも、その音楽の質が良かろうが悪かろうがコピーだろうが、著作権はこっちにあるぞ」とさえ聞こえてなりません。ちゃんと質のよいものだけを配信する制度が必要なのです。
 そしてさらに、違反罰則が厳しくなれば、音楽関係の個人サイトはほとんどなくなってしまうのではないでしょうか。そうすれば、音楽の普及をかえって妨げてしまうのではないかとさえ思います。



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