畏怖
人はなんのために生きるのか そんな問いに 生きているほとんどの人が挑戦し やがて答えどころか 問いさえも忘れてしまう 人は老化を畏れないように 痴呆になると言うけれど 人はその答えを畏れて 問いそのものを忘れてしまうのだろうか 今でさえ瞬間的にしか思わぬこの思いさえも やがてなくなってしまうのだろうか 人は何のために生きるのか ひとり文学倶楽部の目次へ