テレビの位置

 10年以上前の学生時代、脳卒中片麻痺患者の「ベッドとテレビの位置」と「頚の可動角度」の研究をしたことがある。無論、危険率5、もしくは10パーセントで統計学的に調査して客観性を持たせた。
 県立中央病院の患者30名を対象とした。
 結果は劇的なものだった。
 予測通り、患側にテレビを置いた場合より、健側に置いた場合のほうが、可動域制限は大きく、「ベッドとテレビの位置」と「頚の可動角度」の関係には相関が見られた。
 だから、片麻痺患者に対するリハビリはテレビの位置から既に始まっているのである。

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