フロッピーとパーソナルコンピューター

 パソコンやワープロに使うフロッピーをつくったのはあのドクター中松だ。
 僕が高校生の時使っていた原始型パソコンのときはそんなものはなく、今みんなが使っている音楽テープに録音していた。ザーザーガーガーいわせながら、音量と音質を微妙に調整固定して行っていたのだ。
 今やフロッピーどころかMOやCD−Rもあり、便利になった。
 当時僕の興味はI/Oという雑誌に毎月載せてある巻末プログラムを何日もかかって打ち込んで、ゲームを楽しむ事だった。ベーシックという言語の最盛期だ。ゲーム機のない時代の子供は、努力がいったのだ。それもテープの録音状態が悪いときは、はじめからということもあったと記憶している。しかも、プログラムには何カ所もバグ(まちがい)があったりして、それを見つけるのが打つ以上に大変なのだ。結局熱を出して兄に任せたなんて事もあった。
 でもそんな過程が、ゲームをする事よりも楽しかったのかもしれない、と今は思っている。

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