今日、桂文福さんの落語を見に、新居浜まで行った。
名前を聞くとちょっと?がつくかもしれないが、顔を見ればテレビを普通に見ている人なら皆さんご存じの方である。
福祉に何年も携わっていても相手の反応がないとき、私はどこかに「老人は鈍いから」とか「耳が遠いのだろう」なんてことを思うことがある。
しかし、それはこちらが老人に合わせた話をちゃんとしていないからである。老人に合わせた興味を提供していないからである。
老人が鈍いなんて、とんでもない。よく笑い、よく反応するのだ。
桂文福さんは芸や身内には厳しいが、お客さんにはプロとして接する達人だった。