あの日 君が死んだあの日
肌寒い木枯らしが吹いていた
君が僕に接した笑顔の裏に
人知れぬ苦悩があったなんて
僕は知るのが遅すぎた
もう4年前のことなのに
君の笑顔が脳裏をさえぎることがある
あの日、君は黙って笑っていたね
僕は君の笑顔を思い出すたびに
あえて
笑い返しているよ ★
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