作戦指令:停電後のLinkStationに自動で電源を投入せよ!
H20.11.07
 職場で使用しているファイルサーバー(全職員使用機会あり)に、現在はLinkStation(HD-HLANシリーズ)を24時間365日使用している。
 LAN接続なので大変便利だが、ひとつ困ったことがある。停電した際、電源が落ちるのは良いのだが、停電終了後に手動で電源ボタンを押さないと電源オンにならないのだ(最近のLinkstationもたぶんそうだと思う)。休止モードにしていても、停電終了後は設定時間に起き上がって来ない(起き上がっても、停電終了後すぐに復活しないと困る)。
 通常日の昼だとその場所まで行けばよいのだが、私が休みの日や夜中は連絡をもらっても電源オンは事実上不可能であった。

 自動電源オンを目指して、花夢電化雑多猫を参考に回路を作成して関係ソフトを稼動させてみた。
 
VisualBASIC制御ソフトにてUSB-I/Oを操作して最終的にリレー(手元にあったリレーの作動電流が大きいので、トランジスタを利用した)を動かして、LinkStationの電源ボタンの接点部をショートさせることにした(ショートは一瞬でOKだが、今回の設定は1秒とする)。また、接点部のショートがリアルタイムで分かるようにLEDを取り付けることにした。

 今回は、パソコンのBIOSのAC Recovery(停電後の電源設定)をonにして、停電後の電気復活後に起動したパソコンのスタートアップに作成プログラムを登録することにした。
 基本ソフトにはMyBackupの外部プログラム設定を使用し、パソコン起動時にLinkStationとの通信が途絶えているときのみ(バックアップ失敗時)、登録ソフトを作動させるシステムを作成した。

 MyBackupの外部プログラム内にて、VisualBASIC制御ソフトを起動させ、作動はUWSCソフトで行い(「Port1 Out 0」をクリックした1秒後に「Port1 Out 1」をクリックしたマウスの信号を記録)、制御ソフト終了はCmd Process Terminatorを使用した。
 念のため、Windowsが完全に開始されていない状態でのプログラム開始を避けるため、登録ソフト開始前
60秒の休止をSleepSupporterにて行った。

 実際にテスト運用してみた。
 人工的停電の終了後、3〜4分で
LinkStationの電源投入が確認できた。
 このパソコンは自宅から遠隔操作できるので、何らかのトラブルで自動電源オンに失敗したときは、遠隔操作でLinkStationの電源オンとオフが可能にもなった。
 これで、休みの日にボタンを押すためだけに出かけなくて済むことになった。
\(^o^)/



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