電動車椅子の改造不具合修正の備忘録2【水田秋敏】
H20.09.13

【改造修正の趣旨】改造前回路へ

@並列接続のAとBのリレーが同時作動以外に、片方の逆起電力でもう一方が反応して、AとBの整合性が取れなくなる不具合の修正2。

 「電動車椅子の改造不具合修正の備忘録」で同じ不具合に対して対策を講じましたが、うまくいかなかったようです。
 変更部分は下の図の「移動後」と書かれた整流用ダイオードの部分です。
 変更前は、リレーの逆起電力がもう一方のリレーに流れて作動することを防止する目的でダイオードを設置したのですが、実際運用してみるとやはり、二つのリレー間の整合性が崩れてしまいます。リレーに並列につないだダイオードへ逆起電力が一部しか逃げずに、もう一方のリレーへ流れてしまっているようです。
 それならば、リレー回路に直列に整流用ダイオードをつけて全ての電流を交通整理することにしました。これで、理論的には、リレー同士の干渉は無くなるはずです。
 ただ、この方法はリレーの逆起電力がまともに回路の(7)からマイナス側に抜けてしまいます。リレーのマイナス側にバッテリーしかないのでこの方法がとれますが、他の回路がある場合は、適切な測定後にヒューズ等での保護が必要かと思われます。



ブレイクタイム     ホームページ