今までNASとして、LinkStationのHD-LANシリーズやHD-HLANシリーズを使用してきたのですが、転送速度に多少の不満があり、ギガビット対応のLS-GLシリーズの筐体を安く手に入れたので、新しいシリアル接続の500GHDDを入れることにした。
ところが、ファームウェアを起動させればすべて自動でやってくれる前述シリーズと違い、ハードディス内にLinuxからブート領域を作らないと作動しないことが判明した。
多くの先人たちは、書いています(例えば参考文献C)。Knoppixを使用してLinuxでアクセスしてパーティション(領域)を作って、そこへ必要ファイルを入れて情報を書き込めば良い、と。でもこれはLinuxに慣れていない人は、かなりの時間とエネルギーを要することになります。たぶん新品買ったほうが早いです。
ここではLinuxは使用しないことにこだわり、ハードはWindowsパソコンとLAN線だけとします(もちろん、LS-GLは必要です(~_~;)) やはり同じようなことを考える人はいるようですが、少し分かりにくい部分があるようなので、以下の参考文献を組み合わせて、一番簡単と思われる方法を記述します。
@LS-GLシリーズのファームウェアをC:\LS-GL(どこでも良い、以下略)などの適当な新規ファイルにダウンロードする。
Aファームウェアを展開して、initrd.imgとuImage.buffaloがあることを確認する。
Binitrd.imgを別場所にコピー(移動ではない)してinitrd.imgの拡張子を.zipにする。
つまり、ファイル名はinitrd.zipとなります。ここで、いきなり、この作業のクライマックスとなります。そうです、パスワードがかかっていて、initrd.zipが解凍できないのです。いろいろな文献を3日ほど探しましたが、肝心なパスワードは「秘密」とか「******」とか「topsecret」と書き換えられていて、分かりませんでした。この捜索で分かったヒントは参考文献@の「googleで海外のサイトを探してみてください」ということのみ。さらに2日探して見つけました。ここを見た人のためにパスワードを書き込みしたいのですが、Buffaloの著作権侵害になると嫌なので(他の方も同様の人とセキュリティを考えた方もいるのでしょう)、ヒントのみ書き込みしておきます。私はノーヒントからたどりついたので、ここを見ているかたなら、かなり早くたどりつけると思います。
ヒント1〜少なくとも私がみつけたものは英数文字41文字(全く意味をなさない文字列なので、試しにいろいろ入れても時間の無駄。私はこれにかなりやられた)。
ヒント2〜googleの海外サイト(日本サイトには絶対にない、・・・と思う)
ヒント3〜ログ
(パスワードを避けるため、解凍後のinitrd.buffaloを探す策は私の場合駄目でした。友人にLS-GLの壊れたとき用に、initrd.buffaloを保存している方がいるときは、迷わず頼みましょう)
めでたく、パスワードが分かったら、Cへ
C Bで解凍してできたinitrd.buffaloをC:\LS-GL内にコピーする。
D TFTサーバープログラムをダウンロードして、TFTPD.exeをクリックすると、タスク領域(パソコン画面の右下)に常駐するので、アイコンを右クリックして「設定」をクリックして「アクセスパス」を「C:\LS-GL」とする。
E領域を作成していないハードディスクをLS-GLへ入れて(LS-GLの電源はまだ入れない)、パソコンと直接LAN接続して、パソコンのIPを192.168.11.1にする(ハードディスクが新品でない場合は、パソコンのスレーブ接続やUSB接続でハードディスクの領域を削除してください)。
FLS-GLの電源を入れるとLS-GLのブザーが鳴るが、パソコンに常駐しているTFTPDからinitrd.buffaloが立ち上がり、タスク領域のTFTPDのアイコンが一瞬青くなってブザーが止まる。
GLS-GLが再起動する(一番上の緑ランプが点滅⇒点灯するのみで、決して電源は落ちない〔一番下の赤ランプは常に点滅〕)。この際、新しいハードディスクにLinux用の領域が自動的に作成される(できる領域は4つだが、ここでは見ることができない。HD-LANやHD-HLANシリーズの一度目のファームウェア失敗後の待ち時間のようには長くはなく、5分待ってもできなければ最初からやり直したほうがよさそうです)。
H(パソコンと直接LAN接続のまま)C:\LS-GLからファームウェアのLSUpdater.exeをクリックする(同じフォルダに、解凍前のinitrd.imgがあるか再度確認する)とLS-GLが見つかり、フォーマットとファームウェアの適用が以下のように行われる。
I192.168.11.150のアドレスページからLS-GLのネットワークアドレスを変更し、パソコンのIPアドレスを元に戻して、そのネットワーク内のルーターやハブへLS-GLをLAN接続し直す。
参考文献
@ http://eik.jp/blog/2008/03/lsglhsdhgl.html
A http://nagou.cocolog-nifty.com/haley/2007/12/tftp_d068.html
B http://d.hatena.ne.jp/s_akihiro/20080127
C http://www.yo-net.jp/blog/contents/ls_gl/hdd_change/hdd_change_method.html